議事録を受けドル買いの反応 ドル円は112.50円台を試す動き=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間の4時に公表になったFOMC議事録を受け、為替市場はドル買いの反応を見せている。ドル円は112.30円近辺から112.60円近辺まで上昇しており、序盤に上値を拒んだ112.50円水準突破を再び試す展開となっている。

 議事録では「多くはインフレは緩やかに2%に向かうと予想。
イールドカーブのフラット化は異例ではないと意見で一致。労働市場のひっ迫がインフレを押し上げる」などと低インフレは特殊要因とのこれまでのFRBの見解を踏襲する内容となっている。

 米国債利回りも上昇して反応しており、改めて利上げを意識した動きになっているのかもしれない。

 ただ、概ねこれまでと変化はないものと思われ、このままドル買いが続くかは未知数。

FOMC議事録
・大半が緩やかな利上げ継続を支持。
・多くはインフレは緩やかに2%に向かうと予想。
・イールドカーブのフラット化は異例ではないと意見で一致。
・労働市場のひっ迫がインフレを押し上げる。
・減税は支出を拡大させる。
・減税で投資がわずかに拡大と予想。
・数人は低いインフレを懸念。

USD/JPY 112.58 EUR/USD 1.2011

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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