ポンドドルは1.34ドルちょうど付近 強気な見方はまだ少数派=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ポンドドルはNY時間に入って伸び悩む動きも見せているものの、1.34ドルちょうど付近での推移を続けている。きょうも米国債利回りは上昇しているものの、ドル買いの雰囲気はさほど高まっておらず、ポンドドルも買い戻しが優勢となっている。21日線が1.3385ドル付近に来ており強いサポートとなっている模様で買いオーダーも並んでいるようだ。

 この日は英中銀が企業調査を発表していたが、賃金交渉について企業は今年の2.0~3.0%から来年は2.5~3.5%に伸びるとの見方を示していた。前日に英国家統計局が発表した7-9月期の単位労働コストは前年比3.0%、前期比では1.1%増となり、時給は2.5%上昇していた。この結果を見て一部からは次回の利上げは来年5月との強気な見方も出ている。

 しかし、EU離脱交渉も今後、第2フェーズの通商交渉に入る中、難航も予想されており、ファンダメンタルズへの影響も警戒される中、強気な見方はまだ少数派ではある。

GBP/USD 1.3399 GBP/JPY 151.93 EUR/GBP 0.8866

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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