ドル円は再び１１２円台へ　株の調整が一段落するまでは買いづらい＝ＮＹ為替チェック

　ＮＹ時間の終盤に入ってドル円は112円台に再び値を落としている。この日発表になった米消費者物価指数（ＣＰＩ）や小売売上高は予想を上回る内容となったものの、発表直後はドル買いの反応は見られなかった。逆にドル売りを強め、ドル円も一時112.50近辺まで下落している。

　その後は買戻しも入り113円台に復帰したが、やはり上値が重い。きょうの指標は米利上げ期待を裏付ける内容ではあったものの、インフレ鈍化懸念を払拭とまでは行かなかったようだ。

　米株式市場も大きく下げており、株式の調整ムードが一段落するまではドル円に積極的に買い戻しを入れる雰囲気にはならないものと思われる。

USD/JPY　112.95

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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