ユーロドルは上げ一服 資金流入はしばらく続くとの見方も=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 先ほどからドル売りが一服する中、ユーロドルは戻り売りに押されている。朝方発表になった米消費者物価指数(CPI)や小売売上高は予想を上回る良好な内容となり米利上げ期待を裏付ける内容となったものの反応はドル売りだった。

 ユーロドルも一時1.1860近辺まで上昇したものの、その後は戻り売りに押され1.17台に伸び悩んでいる。

 ただ、前日の急伸で買いのサインが出ており、再びユーロに資金が集まり出しているとの指摘も聞かれる。きょうは実需買いも観測されていた。前日発表になったユーロ圏やドイツのGDPが景気回復を裏付ける内容だったが、一部からはユーロ発足以来最も景気回復を鮮明にする動きがこのところ見られているとの見解も出ている。ECBは慎重姿勢を堅持しているものの、来年の9月で量的緩和(QE)拡大は停止されるとの期待もあるようだ。

 前日からきょうにかけての急上昇で100日線を上放れる展開が見られている。日足チャートも逆三尊を形成しており、テクニカル的には買いサインが点灯といったところではある。

 目先の上値レジスタンスとしては、10月12日高値が1.1880付近、更にフィボナッチ61.8%戻しが1.1895付近にあり意識される。

EUR/USD 1.1797 EUR/JPY 133.44 EUR/GBP 0.8959

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。