ユーロドルは下値模索続く 一時1.16ちょうど付近まで下落=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 次第にドル買いが優勢となる中、ユーロドルは下値模索が続いており、一時1.16ちょうど付近まで値を落とす場面も見られた。1.1620付近には買いオーダーも観測されサポートとして意識されていたが、その水準を下回って来ている。目先は10月27日の安値1.1575付近が下値サポートとして意識される。

 この日はノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言がロンドン時間に伝わっていたが、量的緩和(QE)の終了期日について議論するのは時期尚早との見解を示していた。先日のECB理事会では1月から少なくとも9月までは月300億ユーロペースに資産購入額を減らして量的緩和を実施すると決定した。

 市場の注目は既に10月以降に移っているが、額を更に減らして来年一杯まで継続するとの見方も出ている。ただ、これについはそれこそ指標次第といったところと思われ、同総裁の発言の通りであろう。

 ECB理事会以来、ユーロドルは戻り売りが続いているが、市場では再び上値を目指すとの見方も根強いようだ。

EUR/USD 1.1612 EUR/JPY 132.70 EUR/GBP 0.8882

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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