本日のドル円は上値重い展開　慎重になっている様子も＝ＮＹ為替チェック

　本日のドル円は上値の重い展開となっており、一時113.35付近まで下落している。現在は113円台半ばで推移。ＮＹ時間に入って売りがやや強まっている。特段の売り材料は見当たらないが、米国債利回りが下げていることや、米株式市場でダウ平均が下げて始まったことが圧迫しているようだ。

　米国債利回りについてはこのところの上昇からの調整と見られるが、次期ＦＲＢ議長にパウエル氏が有力との先週の報道が圧迫している模様。ＮＹ時間の朝方に発表になったドイツの消費者物価指数（ＨＩＣＰ）が予想を下回り、ドイツ国債の利回りが下げていることも要因としてあげられる。

　ただ、ドル円は下押す気配までは見られていない。先週の安値113.25付近が下値サポートとして意識されるが、113円台前半では本邦勢の買いなども観測されている模様。

　先週は114円台を何度か回復したものの維持できなかったことから、きょうは上値に慎重になっている様子もうかがえる。

USD/JPY　113.51

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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