メルクが大幅安 主力薬ジャヌビアの減速嫌気=ダウ採用銘柄

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 メルクが大幅安となっておりダウ平均を圧迫している。7-9月期の決算を発表しており、売上高こそ予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回っており、通期の1株利益の見通しも上方修正された。

 がん治療薬「キイトルーダ」が予想こそ下回ったものの好調を牽引した。ただ、主力薬の糖尿病治療薬「ジャヌビア」と関連薬「ジャヌメット」が予想こそ上回ったものの需要が減速していることで市場にはネガティブな印象が強まっている。

(7-9月期)
・1株利益:1.11ドル(予想 1.04ドル)
・売上高:103.3億ドル(予想 105.4億ドル)
  キイトルーダ:10.5億ドル(予想:10.6億ドル)
  ジャヌビア/ジャヌメット:15.3億ドル(予想:15.1億ドル)

(通期見通し)
・1株利益:3.91~3.97ドル(従来:3.76~3.88ドル)(予想:3.87ドル)
・売上高:400億~405億ドル(従来:400億~405億ドル)(予想:403億ドル)

(NY時間11:31)
メルク 59.09(-2.90 -4.64%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美 

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