エコノミストの多くは12月の利上げ予想を支持=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後に入ってもドル円は下値模索が続いており、一時109.20近辺まで値を落としている。きょうの市場はダウ平均が一時170ドル超下落するなど全体的にリスク回避の雰囲気が強まっている。ワシントンと平壌の間で舌戦が繰り広げられており、市場は北朝鮮問題のテールリスクに敏感になっているようだ。

 また、この日の米生産者物価(PPI)が予想を下回る内容となったこともドル円を圧迫している。先週の米雇用統計の発表でドル円は下値警戒感が一旦緩んでいたが、再びそれを強めている格好。

 現在は北朝鮮問題にスポットがあたっているが、ドル円の行く末を左右する基本的なテーマは年内の米利上げと思われる。足元のインフレ鈍化から年内の利上げは難しいとの声も少なくないが、米エコノミストの間では利上げを見込む声が多いようだ。

 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のエコノミスト調査によるとエコノミストの74.2%が12月の利上げ予想を支持しているという。9月FOMCでのバランスシート縮小については74.4%が次回9月のFOMCでの発表を支持している。

USD/JPY 109.30 EUR/USD 1.1755

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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