ポンドは売り優勢 景気や離脱交渉の不透明感が圧迫=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ポンドはNY時間に入って売りが優勢となっており、対ドルでは1.30台前半、対円では144台前半に値を落としている。特にポンド売りの特段の材料は見当たらないが、先週の英中銀金融政策委員会(MPC)を経て、利上げや景気の先行き期待が後退しており、ポンドは上値が重い展開となっている。

 テレグラフが日曜日にメイ英首相はEU離脱に対する制裁金として400億ユーロを支払う意志があると伝えていた。しかし、その報道に対して不正確な数字だとの批判も出ていた。EU離脱交渉への不透明感も根強く投資家はポンドを圧迫している。

 また、英個人消費への不透明感も根強く、カード会社ビザが発表した7月の英消費支出指数は0.8%減少し、3ヵ月連続の下落となった。6月の0.2%減から加速した。

 直近高まっていた利上げ期待は再び後退している。

GBP/USD 1.3029 GBP/JPY 144.28 EUR/GBP 0.9052

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美 

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