ドル円は方向感に乏しい展開続く　米連銀総裁発言への反応は限定的＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の午後に入ってドル円は110.70近辺での推移となっている。きょうは主要な米経済指標の発表もない中、方向感に乏しい展開が続いており、ＮＹ時間に入ってからのレンジは２０銭程度に収まっている。

　先週末の米雇用統計を受けドル売りが一服しているが、ドル円を積極的に買い戻そうとの雰囲気までは出ていない。ただ、下値ではショートカバーも出ているようで、戻り売りを強める動きもないようだ。

　先ほどブラード・セントルイス連銀総裁やカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり、金利は現行水準に据え置くのが最善との言及もあったが、ハト派色の強い総裁であることは既に市場も認識しており、反応は限定的に留まっている。

USD/JPY　110.73

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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