ドル円は１１１．１０近辺に伸び悩み＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の終盤になってドル円は111.10近辺で推移している。ＮＹ時間に入って買い戻しが強まり、111円台を回復した。先週の下げでテクニカル的なサインも出ており、ドル円は一時110.60近辺まで下落するなど売りが優勢となった。

　トランプ政権の経済政策実施への不透明感も高まる中、足元のインフレ鈍化からＦＲＢの利上げへの不透明感も高まっている。そのような中、ドル売りが優勢で、ドル円も上値の重い展開となっているものの、きょうはその動きも一服しており、米国債利回りも上昇する中、ドル円もショートカバーが優勢となった。

　明日からのＦＯＭＣや、米ＧＤＰ速報値の発表を週末に控えていることで調整の動きが出ている模様。ドル円はストップを巻き込んで一時111.30近辺まで上昇したが、一方で戻り売りも根強く上値を抑えている。

USD/JPY　111.12

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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