好決算もマイクロソフトは反落　噂で買って事実で売る展開か＝米国株個別

　マイクロソフトが反落。株価は軟調に推移しているものの、前日引け後に発表した決算は好調だった。１株利益は０．９８ドルと予想の０．７１ドルを大きく上回っている。１株利益は携帯電話部門のリストラに伴う減損処理による税効果で０．２３ドル嵩上げされているものの、それを割り引いても１株利益は予想を上回っている。また、将来の主力事業として力を入れているクラウドサービス「アジュール」の販売が倍増しており、質量ともにポジティブな内容と言えよう。

　しかし、株価は７月に入ってから上げを加速しており、前日は上場来高値を更新していた。既に好決算を織り込んで推移していた面もあり、噂で買って事実で売るといった展開になっているのかもしれない。

※マイクロソフト　
・１株利益（調整後）：0.98ドル（予想　0.71ドル）。
・売上高：247億ドル（予想　243億ドル）。
・クラウド事業収入：74.3億ドル（予想73.1億ドル）。
・７－９月期のクラウド事業の粗利益率は１０％増加し５２％に改善する可能性。

（NY時間11:22）
マイクロソフト　 73.68（-0.54　-0.73%）

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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