ＥＣＢは１０月まで結論を出せないとの見方も＝ＮＹ為替

　ユーロドルは上げが一服しているものの、1.1635付近と本日の高値圏で推移している。この日のＥＣＢ理事会を通過して、ユーロは買いが強まっている。しかし、ＥＣＢは声明で「必要なら資産購入の規模や期間を拡大する用意」という文言をそのまま残した。その後のドラギ総裁の会見も概ね慎重姿勢を強調した内容で、全体的には期待以上にハト派な印象が強い内容だったと思われる。

　ブルームバーグがユーロ圏当局者の話として、債券購入プログラムの変更についてＥＣＢは、１０月まで決定しない可能性があると伝えている。ＥＣＢは９月の理事会で、債券購入プログラムの拡大ペース縮小について協議を開始する見込みだが、結論は出せないと考えられるという。

　なお、ユーロ円はドル円が下げ渋っていることもあり、130円台に再び上昇している。目先は先週１１日の高値130.75付近が上値レジスタンスとして意識される。

EUR/USD　1.1631　EUR/JPY　130.12　EUR/GBP　0.8966

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美 

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