【海外市場の注目ポイント】米経済指標

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間午後9時半に6月の米小売売上高や6月の米消費者物価指数が発表される。6月の米小売売上高は、総合の大方の予想が前月比0.1%増、自動車を除いた大方の予想が同0.2%増となっており、前月比では総合、自動車を除いてとも、2カ月ぶりに増加すると見込まれている。6月の米消費者物価指数は、総合の大方の予想が前年比1.7%上昇、コアの大方の予想も同1.7%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の1.9%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の1.7%上昇から変わらないとみられている。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で早期の追加利上げに慎重な姿勢を示すなか、こうした米経済指標が予想を下回る結果になれば、ドルが売られる可能性がある。
 
 また、日本時間午後10時15分には6月の米鉱工業生産指数、同午後11時には7月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表される。6月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.3%上昇となっており、前月比では2カ月ぶりに上昇すると見込まれ、7月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、大方の予想が95.0となっており、前月の95.1を下回り、2カ月続けて低下するとみられている。

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