ＥＩＡ週報で反発も、高値から１ドル超押し戻されて引ける＝ＮＹ原油概況

NY原油先物8月限（WTI）（終値）
1バレル＝45.52（+0.39　+0.86%）
ブレント先物9月限(ICE) 48.11（+0.32　+0.67%）

　ニューヨーク原油は反発。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で、原油在庫やガソリン在庫が市場予想以上に減少したことが手がかり。ドライブシーズンでガソリン需要が底堅く、需給が引き締まっている。ただ、高値をつけてから１ドル超上げ幅を削って引けた。

　米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計を背景に時間外取引から８月限は堅調に推移。通常取引開始にかけて上値を伸ばしつつ、ＥＩＡ週報の発表後は４６．５３ドルまで一段高となった。ただ、午後の取引では上げ幅を急速に縮小した。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）を中心とした協調減産は早期に過剰在庫を払拭できないとの見方が根強く、原油価格の先高感は限定的。 

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