予想上回るISM指数に安心感 ただ、仕入価格は昨年11月以来の低水準=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間23時に発表になったISM製造業景気指数は57.8と予想を上回る内容となった。詳細を見ても、雇用をはじめ、新規受注や生産など全体的にセンチメントの改善が見られる。市場はFRBの正常化に向けたタカ派姿勢とインフレ鈍化懸念との間で踊り場にいるが、7月相場に入って早々強い指標が出たことは安心感に繋がっている模様。

 ただし、仕入価格は昨年11月以来の低水準となっており、インフレ鈍化懸念は払拭できない内容ではある。

 ドル円は113円ちょうど付近から113.25付近まで一時上昇。目先の上値抵抗としては113.35付近が意識される。

USD/JPY 113.20

ISM製造業景気指数(6月) 
景気指数 57.8(54.9)
新規受注 63.5(59.5)
生産   62.4(57.1)
雇用   57.2(53.5)
入荷遅延 57.0(53.1)
在庫   49.0(51.5)
仕入価格 55.0(60.5)
輸出   59.5(57.5)

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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