ドル買い優勢、欧州通貨が反落=ロンドン為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ロンドン序盤は、ユーロドルやポンドドルが反落。ドル円も113円手前へと水準を上げるなど、ドル買いが優勢となっている。ただ、米債利回りは先週末比の上昇幅を縮小してきており、相手先通貨が軟調なことが背景となっているようだ。

 ユーロドルは1.14台割れから1.1370台へと反落。この日発表された一連の製造業PMIは引き続き高水準を維持していたが、ドイツ国債利回りが前週末比マイナスとなっており、調整の動きに押された格好。

 ポンドドルは1.30台割れから1.2960台へと下押し。この日発表された6月英製造業PMIが予想以上の低下となったことが売りを誘った。

 ドル円は一時112.94レベルと先週の高値をわずかに上回り、5月17日以来の高値水準となっている。週明けの欧州株が全般に反発しており、クロス円とともに円売りの圧力がみられている。また、週末の東京都議会選で自民党が大敗し、オセアニア市場では円買いの反応が広がったが、その後は値を戻しており、短期筋が円買いポジションを巻き戻している面もあるようだ。

EUR/USD 1.1375 GBP/USD 1.2972 USD/JPY 112.86
EUR/JPY 128.39 GBP/JPY 146.40 

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