【これからの見通し】円高・株安方向への調整がどの程度進むのか見極めに 昨日の海外市場では、欧州株に端を発して米国株にも調整売りの動きが広がった。NY原油先物の急落も加わり、高値からの利益確保を急ぐ動きにつながっていた。為替市場ではドル円が111円台後半で失速、ジリジリと売り戻されており、きょうの東京市場では111.20付近まで下押しされている。クロス円も同様の動き。特に、前日のカーニー英中銀総裁が早期利上げに否定的な発言を行ったことで、ポンド円の下げがきつくなっている。142円台から140円台へと下落。 このような状況のなかで、きょうは比較的イベント不足となっている。主要な米金融当局者の講演予定が無いほか、経済統計発表も限定的。米中古住宅販売件数(5月)や米週間原油在庫統計などが波乱含みとなるほかは、欧州時間は英公共部門ネット負債(5月)、南アフリカ消費者物価指数(5月)の発表が予定されているくらい。明日早朝にはニュージーランド中銀政策金利の発表が予定されており、NZドル相場には注目材料となる程度。 今週のマーケットは年内の米利上げの有無に関心が集まっており、直近ではダドリーNY連銀総裁が前向きな発言を行ったことがドル買い圧力として残っている状況とみられる。ただ、前日の海外市場からの調整ムードがきょうも続くのかどうかには注意が必要。株式市場や原油市況が軟調に推移するようだと、リスク回避や輸入インフレ圧力の低下で、世界的なインフレ期待の後退につながる可能性もありそうだ。 みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
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