急反落、製品需要が急減速し米原油在庫が増加＝ＮＹ原油概況

NY原油先物7月限（WTI）（終値）
1バレル＝45.72（-2.47　-5.13%）
ブレント先物8月限(ICE) 48.06（-2.06　-4.11%）

　ニューヨーク原油の期近は急反落。終値の前営業日比は、期近２限月が２．４７～２．３６ドル安。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した米週間石油在庫統計で、市場予想に反して原油在庫が増加したことが背景。市場予想は前週比３４０万バレル減。米石油協会（ＡＰＩ）の発表では、米原油在庫は前週比４６２万バレル減だったことから驚きが大きかった。

　現在の米国はガソリンの需要期だが、拡大していた製油所への原油投入量が減少した。石油製品の需要は前週比で日量約１４２万バレル急減し、原油在庫の増加につながった。原油だけでなく製品在庫も増加した。ただ、米国の原油生産量は前週比で２万４０００バレル減少している。 

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