高岡隆一の【今日のポイントとヒント】 「円高でも上昇する市場になれるか」

配信元:株探
著者:Kabutan
◆米国雇用統計を受けた円高は日本株にはマイナス材料だが、「これで上昇相場は終わり」と決めつけるのはまだ早いと思う。為替相場が1ドル105円を超える円高になるようなら慎重スタンスに変える必要も出てくるが、1ドル105~110円のゾーンに収まるなら日本株の下値はそんなに深くはないだろう。

◆理由は企業業績の前提が1ドル108~109円で見ているため、1ドル105~110円のゾーンならば大幅な下方修正のリスクは少なく、日経平均のPER14倍台という水準観も底堅いと考える理由である。
 
◆今週は、FBI元長官の議会証言や円高の行方など気になる材料はある。少々弱含む場面もあるかもしれない。だが、世界経済の拡大という環境下での株式市場。この前提が大きく崩れない限り、押し目買いのスタンスは継続である。

◆時折、為替の水準で内需系銘柄が買われたり、円高が一服すれば半導体関連などのハイテク株が買われたりと変化はあろうが、株の方向は下よりも上方向と考える。

2017年6月4日 記

情報提供:高岡隆一の株価天気予報

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