様子見気分が強く利回りは横ばい=NY債券概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米国債利回り(NY時間16:57)
2年債   1.294(+0.012)
10年債  2.257(+0.007)
30年債  2.921(-0.003)
期待インフレ率  1.826(-0.006)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で利回りは横ばい。きょうは全体的に様子見気分が強く、10年債は前日水準を挟んでの上下動に終始した。米株は堅調に推移し最高値圏に戻していたものの、原油相場が急落しており相殺された。

 前日のFOMC議事録を受け利回りは低下したが、6月利上げ期待は依然として根強い。CMEのFEDウォッチでは逆に、6月利上げの確率を、きょうは87%超まで上昇させている。ただ、今回の議事録を通過して6月利上げに対する不透明感も少なからずあり、現状では6月13日、14日のFOMCまでの指標を丹念に見て行くしかないといったところなのかもしれない。
 
 なお、きょうは7年債入札が実施されたが、不調な入札だったことから、入札結果発表後に利回りは上昇する場面も見られたが大きな動きには至らなかった。

 10年債利回りは2.25%付近、2年債は1.29%付近で推移。

 2-10年債の利回り格差は96(前日97)。

米7年債入札結果
最高落札利回り 2.060%(WI:2.058%)
応札倍率    2.54倍(前回2.73倍)

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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