ドル円は１１１円台後半での振幅が続く＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の後半に入ってドル円は111円台後半での振幅が続いている。前日のＦＯＭＣ議事録後の下げはほぼ取り戻しているものの上値を目指す動きはない。米株はダウ平均が再び最高値圏に上昇しているものの、全体的にドルは上値の重い雰囲気が残っており、ドル円の上値を抑えている。

　ＯＰＥＣでの９ヵ月間の減産が合意したものの、材料出つくし感から原油相場が急落していることもドル円の上値を抑えているようだ。

　明日は第１四半期の米ＧＤＰ改定値や４月の耐久財受注などの発表が予定されている。前日のＦＯＭＣ議事録を受けてドルは売りが強まったが、市場では６月利上げの期待は根強い。ただ、今回の議事録を通過して６月利上げに対する不透明感も少なからずあり、次のＦＯＭＣまでの指標を確認したい意向も強そうだ。

USD/JPY　111.83

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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