ＦＯＭＣ議事録にドル売りの反応　ただ、利上げ確率は上昇＝ＮＹ為替

　日本時間の３時に公表されたＦＯＭＣ議事録を受けて為替市場ではドル売りが強まっており、ドル円は111.70近辺に下落している。「景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明」との文言に敏感に反応しているようだ。

　ただ、バランスシート縮小に関しては大半が年内開始を支持しており、引き締めは近く適切になる公算大とも言及している。また、個人消費は今後数ヵ月で回復を予想しており、６月利上げを示唆している面もあるようだ。

　ドルは米国債利回りの下げにつられて売りが強まっているが、ＣＭＥのＦＥＤウォッチでは逆に、６月利上げの確率を８０％超まで引き上げている。

　また、ドル売りの動きにユーロドルは1.12台を回復している。

USD/JPY　111.78　EUR/USD　1.1205

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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