日曜日の仏大統領選を通過してユーロは利益確定売りが優勢となっている。仏大統領選は大方の予想通りにマクロン氏が勝利を収めた。市場には安心感が広がっているが、先週までにマクロン氏の勝利を見込んでかなり、ユーロの買い戻しが強まっていただけにきょうは、材料出つくし感からの利益確定売りが優勢になっている模様。ユーロドルは1.09台前半、ユーロ円は一時123円を割り込む場面も見られている。 仏大統領選の1回目の投票以降、ユーロのショートカバーがかなり活発に出ていたようだ。先週末に発表されたIMM投機筋のユーロの建玉を見ると、ユーロの売り越しは1万9242枚減らして1653枚まで急速に減らしている。早ければ来週のデータで買い越しに転じそうな勢いだが、もし、買い越しに転じれば2014年5月以来約3年ぶりになる。一旦ポジションが転じるとしばらく続くことも多く、ユーロ高が期待されることにもなるが、果たしてどうであろうか。 ファンダメンタルズ的には直近のユーロ圏の指標は改善の兆しを示しており、市場では6月8日のECB理事会で、出口戦略に向かってガイダンス変更のも期待されている。ちなみにその日は英国の総選挙が予定。また、翌週にFOMCが控えており、利上げがほぼ確実視されている状況。 ECBはあくまでガイダンスを変更するだけで実際の行動は年末から来年にかけてで米欧の金融政策のスピード感の違いは明らか。ただし、これまでの長期に渡るユーロ安・ドル高で、その辺は既に織り込まれている面もある。 何とも言えないところではあるが、少なくとも日銀との差は広がりそうだ。 EUR/USD 1.0932 EUR/JPY 123.48 EUR/GBP 0.8454 みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
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