ダウ平均は反落して始まる 米中対立への懸念が高まる=米国株序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式15日(NY時間09:50)
ダウ平均   23534.08(-91.26 -0.39%)
ナスダック   8871.55(-72.18 -0.81%)
CME日経平均先物 19995(大証終比:-45 -0.23%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。きょうは米中対立への懸念が高まっており、株式市場を圧迫している。米国が中国のファーウェイに対する事実上の禁輸措置を強化した。

 米商務省は米国技術を使って外国で製造した半導体をファーウェイに輸出する場合に許可を求める規則に変更。申請は原則却下するため輸出は事実上難しい。一方、中国側も動いているようだ。中国の環球時報によると、クアルコムやシスコシステムズ、アップルといった米ハイテク企業を規制もしくは調査すると伝えた。トランプ大統領がテレビのインタビューで「習主席といまは話をしたくない。中国と完全に断交することが可能か、断交した場合に何が起きるか」思案していると述べていたが、それに対抗した措置と見られている。

 半導体関連株中心にIT・ハイテク株の売りが強まっており、全体を圧迫している。

 きょうは中国の4月のデータが発表されていたが、鉱工業生産は予想以上に強かったが、小売売上高は予想以上に悪化。市場からは中国の指標が改善しても注意して見るべきとの指摘も聞かれた。

 また、取引開始前に4月の米小売売上高が発表になっていたが、予想以上の減少となったことも売りを誘っている模様。

 前日のダウ平均は一時458ドル超下落したものの、急速に切り返し、382ドル高で終えていた。値ごろ感からの買いが活発化したようだが、きょうはどうか注目される。

 IT・ハイテク株のほか、銀行株やエネルギー株が下落している。

アルファベット(C) 1343.24(-12.89 -0.95%)
フェイスブック 205.39(-1.42 -0.69%)
ネットフリックス 440.38(-1.57 -0.36%)
テスラ 795.91(-7.42 -0.92%)
アマゾン 2374.50(-14.35 -0.60%)
エヌビディア 317.06(-4.16 -1.30%)
ツイッター 28.94(+0.38 +1.33%)

ダウ採用銘柄
J&J 147.08(-0.56 -0.38%)
P&G 112.69(-1.12 -0.98%)
ダウ・インク 33.61(+0.10 +0.31%)
ボーイング 120.85(-1.67 -1.37%) 
キャタピラー  105.19(-1.00 -0.96%) 
レイセオン  53.16(-0.70 -1.29%) 
ビザ 180.87(-0.03 -0.02%) 
ナイキ 86.10(-0.45 -0.52%)
ウォルグリーン 37.63(-1.20 -3.13%) 
3M 134.77(-1.22 -0.90%) 
エクソンモビル  42.33(+0.03 +0.06%) 
シェブロン 90.39(+0.34 +0.38%) 
コカコーラ 44.67(+0.97 +2.21%) 
ディズニー 106.19(+0.28 +0.27%) 
マクドナルド 174.24(-1.17 -0.68%) 
ウォルマート 123.44(+0.02 +0.02%)
ホームデポ 237.87(+3.39 +1.47%)
JPモルガン 86.49(-1.03 -1.23%)
トラベラーズ  88.94(-1.28 -1.42%)
ゴールドマン  172.56(-1.89 -1.10%)
アメックス 82.60(-1.21 -1.55%) 
ユナイテッドヘルス 297.65(+7.04 +2.53%)
IBM 116.57(-0.38 -0.33%)
アップル  302.74(-6.80 -2.21%)
ベライゾン 54.47(-0.45 -0.81%)
マイクロソフト  178.89(-1.64 -0.91%)
インテル 57.51(-1.57 -2.72%)
ファイザー 37.92(0.00 0.00%)
メルク 79.83(-0.22 -0.28%)
シスコシステムズ 43.98(+0.13 +0.30%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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