NY株式19日(NY時間09:46) ダウ平均 24386.26(-211.11 -0.89%) ナスダック 9240.29(+5.46 +0.06%) CME日経平均先物 20505(大証終比:-25 -0.12%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。前日はワクチン開発への期待で、ダウ平均は一時1000ドル超急伸したが、きょうは利益確定売りが先行している。トランプ大統領の世界保険機構(WHO)に対する声明で米中対立の激化が懸念されている模様。 トランプ大統領は世界保険機構(WHO)のテドロス事務局長に書簡を送り、資金を恒久的に引き上げると通告した。30日間の期限を設け、その間に本質的な改善がみられなければ、米国は脱退すると警告。大統領は「WHOは中国の操り人形だ」と言及。中国が新型ウイルスの感染拡大を隠そうとし、WHOも中国の隠ぺいを支援したと非難した。これに対して中国外務省の趙立堅報道官は、米国は中国を非難し中国を利用することで自ら責任を逃れようとする過ちを犯したと述べている。 ただ、前日の上げで市場のムードは復活しており、IT・ハイテク株中心に下値では押し目買いの動きも見られている。ウォルマートの決算が好調だったことも下値をサポートしている面もあるようだ。外出規制からのオンライン販売が予想以上に好調だった。 前日の上げをけん引したモデルナは利益確定売りが先行。前日引け後に1株76ドルでの公募増資を発表した。 特効薬の開発が株式市場にとっては一番の材料。感染第2波や米中対立への警戒感は根強いものの、100以上の治療薬やワクチンが開発段階にあり、世界的な開発競争も加速している。洗練された検査や政府の支援による事態の早期収束への期待感もあり、現在はその期待感が勝っているようだ。 このあと日本時間23時からムニューシン米財務長官とパウエルFRB議長の議会証言が予定。事前原稿はすでに前日に伝わっていた。2兆ドルのウイルス対策支援策についての質疑があるものと見られている。 モデルナ 77.03(-2.97 -3.71%) アルファベット(C) 1381.25(-2.69 -0.19%) フェイスブック 214.21(+1.02 +0.48%) ネットフリックス 455.86(+3.28 +0.72%) テスラ 808.10(-5.53 -0.68%) アマゾン 2454.10(+27.84 +1.15%) エヌビディア 358.99(+8.98 +2.57%) ツイッター 29.36(-0.28 -0.94%) ダウ採用銘柄 J&J 150.43(-0.09 -0.06%) P&G 114.01(-2.20 -1.92%) ダウ・インク 36.07(-0.67 -2.00%) ボーイング 132.06(-3.38 -2.82%) キャタピラー 114.10(-0.92 -0.85%) レイセオン 57.58(-0.32 -0.61%) ビザ 190.90(-0.48 -0.26%) ナイキ 91.11(+0.07 +0.08%) ウォルグリーン 39.97(-0.42 -1.10%) 3M 148.35(-0.92 -0.66%) エクソンモビル 44.55(-0.79 -1.88%) シェブロン 91.50(-1.05 -1.18%) コカコーラ 44.42(-0.55 -1.27%) ディズニー 113.71(-3.14 -2.88%) マクドナルド 178.63(-1.20 -0.69%) ウォルマート 129.47(+1.81 +1.44%) ホームデポ 239.47(-5.88 -2.46%) JPモルガン 89.13(-1.32 -1.54%) トラベラーズ 93.92(-1.38 -1.53%) ゴールドマン 179.25(-2.63 -1.53%) アメックス 87.21(-1.20 -1.46%) ユナイテッドヘルス 291.70(-1.66 -0.57%) IBM 120.74(-0.82 -0.70%) アップル 315.62(+0.66 +0.21%) ベライゾン 54.96(-0.76 -1.39%) マイクロソフト 185.30(+0.39 +0.21%) インテル 60.38(+0.46 +0.79%) ファイザー 37.86(-0.21 -0.56%) メルク 79.38(-0.34 -0.43%) シスコシステムズ 44.67(-0.40 -0.89%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。