NY株式20日(NY時間09:44) ダウ平均 24520.32(+313.46 +1.27%) ナスダック 9330.64(+145.53 +1.58%) CME日経平均先物 20760(大証終比:+210 +1.01%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅に反発して始まっている。ボラティリティの高い日替わり相場といった様相だが、きょうは取引開始前に発表されたホームセンターのロウズの決算が好調だったことが安心感に繋がっている模様。 今週はワクチン開発の話題が相場を突き動かしている。モデルナ社が臨床試験の初期段階であるフェーズ1で有望な結果が出たとのニュースから月曜日の市場は期待感で盛り上がった。しかし、これに対してワクチンの専門家からは冷静な見方も伝わっており、きのうの市場は戻り売りに押されている。 特効薬が何よりの解決策ではあるが、これについては世界中で開発合戦が繰り広げられており、この先も市場は治療薬やワクチンの開発に一喜一憂するものと思われる。ただ、期待感をもって市場は見ているようだ。 米中対立への警戒は根強くあり、トランプ大統領は「中国の無能さが世界中で大量殺りく引き起こした」と述べていたが、市場の反応は限定的。 市場は引き続き経済再開の動向に注目。オハイオ州はきのう、外出規制を解除することを表明し、代わりに住民に可能な限り自宅に留まり、社会的距離を保つよう奨励すると述べていた。経済再開への期待の一方で、回復の程度とスピード、そして、感染第2波への警戒とが混在しており、市場も行方を見守りたい雰囲気のようだ。ただセンチメントは改善してきている模様。 きょうは午後にFOMC議事録の発表が予定。日本時間では21日午前3時。パウエル議長を含む多くのFOMCメンバーがすでに発言しており、市場の一部で期待感が高まっているマイナス金利の採用には否定的なことが判明している。この先に向けて何らかの新たなヒントが出る可能性は小さいかもしれないが、注目のイベントではある。 ロウズ 119.59(+2.72 +2.33%) モデルナ 67.81(-3.86 -5.39%) アルファベット(C) 1395.50(+22.02 +1.60%) フェイスブック 225.59(+8.71 +4.02%) ネットフリックス 454.91(+3.87 +0.86%) テスラ 816.37(+8.36 +1.03%) アマゾン 2485.01(+35.68 +1.46%) エヌビディア 357.83(+5.61 +1.59%) ツイッター 31.12(+1.24 +4.13%) ダウ採用銘柄 J&J 150.21(+1.19 +0.79%) P&G 112.57(+0.13 +0.11%) ダウ・インク 36.63(+0.99 +2.69%) ボーイング 134.36(+3.92 +2.89%) キャタピラー 114.76(+2.68 +2.33%) レイセオン 58.48(+0.54 +0.93%) ビザ 193.07(+3.71 +1.94%) ナイキ 93.21(+1.70 +1.87%) ウォルグリーン 40.25(+0.48 +1.18%) 3M 149.72(+1.34 +0.90%) エクソンモビル 44.92(+0.98 +2.16%) シェブロン 90.72(+1.10 +1.19%) コカコーラ 45.66(+1.12 +2.49%) ディズニー 116.69(+2.32 +1.99%) マクドナルド 180.81(+1.24 +0.69%) ウォルマート 125.93(+0.98 +0.77%) ホームデポ 238.75(+0.65 +0.26%) JPモルガン 91.07(+2.40 +2.65%) トラベラーズ 94.38(+1.11 +1.16%) ゴールドマン 182.30(+4.47 +2.46%) アメックス 89.64(+2.38 +2.69%) ユナイテッドヘルス 290.36(+1.31 +0.45%) IBM 121.18(+0.89 +0.73%) アップル 318.25(+5.11 +1.62%) ベライゾン 54.46(+0.08 +0.14%) マイクロソフト 185.00(+1.88 +1.02%) インテル 61.23(+0.94 +1.57%) ファイザー 38.03(+0.35 +0.92%) メルク 77.22(-0.33 -0.41%) シスコシステムズ 45.17(+0.56 +1.24%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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