狭いレンジでのもみ合い続く=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円は106円台後半の狭いレンジでもみ合いとなった。新型コロナウイルスの感染の第二波への警戒感が強まる展開。週末にカリフォルニア州などでこれまでで最も多い一日当たりの新規感染者数を記録するなどの状況を受けて、リスク警戒の動きが広がった。
 もっとも106円台での売りには慎重で、動きにくい展開。オセアニア市場でいったん円高に振れたものの、その後は106円90銭を中心に狭いレンジでのもみ合いに終始した。
 
 ユーロドルは1.12台を回復。ドル円を除くドル高の動きに調整が入った。株の買い戻しなどがリスク警戒の動きを若干後退させた格好で、朝方の1.1160台から1.12台回復まで。

 前週末に大きく値を落としたポンドドルは1.2330台から1.24台を一時回復するなど、ユーロ同様にドル買いの調整が入る展開も、ロンドンの入り間際にポンド売りに。財政赤字問題、通商交渉の難航などが重石となっており対ユーロでも売りが出た。

MINKABU PRESS 山岡和雅

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。