反落、EIA週報は季節的な需要減を示唆=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=37.30(-0.75 -1.97%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.75ドル安。その他の限月は0.76~0.09ドル安。

 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことが重しとなった。ハリケーン「ローラ」が米メキシコ湾岸に襲来した後、季節的な定期改修に入る製油所が増えていることが原油在庫の積み増しの背景。製油所稼働率は71.8%までさらに低下した。石油製品需要は前週比で日量169万9000バレル増の同1867万8000バレルとなったものの、ガソリン需要が2週連続で減少したことも圧迫要因。ドライブシーズンが終了し、ガソリン需要は頭打ちとなっている。

 時間外取引から10月限は軟調。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計が重しとなった。通常取引開始後、前日終値水準に戻す場面はあったが上値は重く、引けにかけて再び売りが優勢となり36.95ドルまで下落した。

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