ダウ平均は反発 ワクチンへの期待がサポートし、師走相場も好調に始まる=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式1日(NY時間12:38)
ダウ平均   29901.65(+263.01 +0.88%)
ナスダック   12373.20(+174.46 +1.43%)
CME日経平均先物 26930(大証終比:+130 +0.48%)

 きょうの米株式市場でダウ平均は反発。前日は月末の調整が見られていたが、きょうは買い先行で12月相場が始まっている。11月のダウ平均は約12%上昇し、月間としては1987年以来の好パフォーマンスとなった。師走相場もその流れを引き継いで始まっており、市場の期待感の高まりを示している。市場からは強気相場の年は強いままで終了するとの声も聞かれた。

 相場を支えているのがワクチン開発への期待だが、きょうはファイザーと独ビオンテックが同社のワクチン候補について、EU当局に認可を申請した。年内にも認可される見通しのようだ。ワクチン関連株はきょうも買い物を集めており相場のサポートとなっている。

 ダウ平均は一時400ドル超上昇し、3万ドルを回復していたが、ワクチンへの期待とは裏腹に足元の感染拡大は続いており、米国ではこれまで1330万件以上の感染が報告され、そのうち26万6000人超が亡くなっているという。そのような中でダウ平均も3万ドルを超えると上値に慎重な動きも出て、伸び悩む動きを見せている。

 ムニューシン米財務長官とパウエルFRB議長が上院銀行委員会で議会証言を行っている。パウエル議長の事前原稿は前日夕方に公表され、「景気見通しは異例に不透明。国内外の感染拡大が向こう数カ月は状況を困難にする」と言及していた。これまで同様の発言でサプライズはない。質疑応答でも12月FOMCについてのヒントはなく市場の反応は限定的。

 エネルギーや銀行、産業が買われ、IT・ハイテク株も堅調。ナスダックは最高値を更新している。

アルファベット(C) 1822.12(+61.38 +3.49%)
フェイスブック 288.79(+11.82 +4.27%)
ネットフリックス 504.88(+14.18 +2.89%)
テスラ 580.68(+13.08 +2.30%)
アマゾン 3217.62(+49.58 +1.57%)
エヌビディア 538.79(+2.73 +0.51%)
ツイッター 46.64(+0.13 +0.29%)

ダウ採用銘柄
J&J 147.50(+2.82 +1.96%)
P&G 138.35(-0.52 -0.38%)
ダウ・インク 53.03(+0.02 +0.04%)
ボーイング 216.82(+6.11 +2.82%) 
キャタピラー  173.97(+0.38 +0.22%) 
ハネウェル  206.62(+2.70 +1.29%) 
ビザ 212.11(+1.76 +0.83%) 
ナイキ 134.98(+0.28 +0.21%)
ウォルグリーン 38.47(+0.47 +1.21%) 
3M 171.37(-1.36 -0.77%) 
セールスフォース  242.18(-3.62 -1.46%) 
シェブロン 87.62(+0.44 +0.48%) 
コカコーラ 51.96(+0.36 +0.68%) 
ディズニー 150.72(+2.71 +1.84%) 
マクドナルド 215.93(-1.51 -0.69%) 
ウォルマート 151.80(-0.99 -0.65%)
ホームデポ 276.64(-0.77 -0.28%)
JPモルガン 120.44(+2.56 +2.11%)
トラベラーズ  133.19(+3.54 +2.63%)
ゴールドマン  232.94(+3.61 +1.53%)
アメックス 120.69(+2.10 +1.74%) 
ユナイテッドヘルス 345.43(+9.09 +2.69%)
IBM 123.88(+0.36 +0.29%)
アップル  122.94(+3.89 +3.34%)
ベライゾン 60.52(+0.11 +0.18%)
マイクロソフト  215.47(+1.40 +0.65%)
インテル 49.53(+1.18 +2.48%)
アムジェン 224.21(+1.99 +0.89%)
メルク 81.33(+0.94 +1.18%)
シスコシステムズ 43.74(+0.72 +1.69%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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