NY株式2日(NY時間12:28) ダウ平均 29806.31(-17.61 -0.06%) ナスダック 12343.24(-11.86 -0.10%) CME日経平均先物 26840(大証終比:0 0.00%) きょうの米株式市場でダウ平均は横ばい。序盤は売りが先行し、ダウ平均も200ドル超下落する場面が見られた。朝方発表になったADP雇用統計が予想を大きく下回ったことをきっかけに売りが強まっている。今週末に米雇用統計の発表を控えているが、感染拡大が米労働市場を圧迫していることが示された格好。 ただ、下値での押し目買いも旺盛で、売りが一巡するとダウ平均は前日付近まで戻している。きょうはファイザーと独ビオンテックのワクチンを英政府が認可とのニュースが流れていたが、ワクチンへの期待が株式市場を支えている。短期的に景気は厳しい状況が続くものの、その後は回復するとの期待が根強い。 また、先月の米大統領選で一旦交渉が頓挫していた米追加経済対策への期待が再び高まっている。米上下両院の超党派グループが9080億ドル規模の経済対策案を公表したほか、マコネル米上院共和院内総務も独自の対策案を示した。マコネル案は5000億ドル規模だが、ムニューシン米財務長官はマコネル案であれば、トランプ大統領は署名するだろうと述べていた。マコネル案には新たな給与保証プログラム(PPP)などの企業支援3330億ドルのほか、学校やワクチン、農業向け資金やビジネス会食の税控除復活も含まれている。 しかし、大規模な対策を模索している民主党のペロシ米下院議長はマコネル案には否定的な見解を示した。民主党は州・地方政府の支援を求めている。年内に合意する見込みはなお薄そうだが、ひとまず協議を再開したことで、市場はポジティブに捉えている模様。 セールスフォースの下落がダウ平均を圧迫。前日引け後に、企業向けコミュニケーションツールのスラックとの買収合意を正式に発表したほか、予想を上回る決算も発表していたが、受注の伸びが鈍化したほか、第4四半期についても鈍化を見込んでいることが嫌気されている模様。今回のスラック買収は割高との指摘も加わって、アナリストからは投資判断引き下げも伝わっていた。 スラック 42.91(-0.93 -2.12%) アルファベット(C) 1825.42(+27.32 +1.52%) フェイスブック 290.16(+3.61 +1.26%) ネットフリックス 504.30(-0.28 -0.06%) テスラ 567.37(-17.40 -2.97%) アマゾン 3219.63(-0.45 -0.01%) エヌビディア 543.40(+7.80 +1.46%) ツイッター 47.67(+1.00 +2.14%) ダウ採用銘柄 J&J 148.25(+0.80 +0.54%) P&G 137.73(-1.64 -1.18%) ダウ・インク 53.27(-0.26 -0.49%) ボーイング 218.54(+5.53 +2.60%) キャタピラー 173.77(+0.51 +0.29%) ハネウェル 207.53(+1.33 +0.65%) ビザ 209.31(-1.89 -0.89%) ナイキ 135.46(+0.02 +0.01%) ウォルグリーン 39.97(+1.52 +3.95%) 3M 171.00(+0.48 +0.28%) セールスフォース 222.01(-19.34 -8.01%) シェブロン 91.10(+3.65 +4.17%) コカコーラ 51.71(-0.33 -0.63%) ディズニー 151.98(+2.54 +1.70%) マクドナルド 209.88(-6.26 -2.90%) ウォルマート 150.87(-1.77 -1.16%) ホームデポ 270.62(-4.48 -1.62%) JPモルガン 121.29(+1.55 +1.29%) トラベラーズ 132.51(-0.90 -0.67%) ゴールドマン 236.55(+4.47 +1.93%) アメックス 120.78(+0.85 +0.71%) ユナイテッドヘルス 350.76(+9.57 +2.80%) IBM 124.09(+0.93 +0.76%) アップル 122.85(+0.13 +0.11%) ベライゾン 61.14(+0.56 +0.92%) マイクロソフト 214.34(-1.88 -0.87%) インテル 50.00(+0.44 +0.88%) アムジェン 227.42(+2.45 +1.09%) メルク 81.54(-0.01 -0.01%) シスコシステムズ 43.76(+0.22 +0.51%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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