NY株式4日(NY時間11:37) ダウ平均 30140.99(+171.47 +0.57%) ナスダック 12451.03(+73.85 +0.60%) CME日経平均先物 26860(大証終比:+80 +0.30%) きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸。朝方発表になった米雇用統計をきっかけに買いが膨らんでいる。米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が24.5万人増と予想を大きく下回った。失業率は予想通りに低下したものの、労働参加率の低下によるものと思われる。ここ数カ月の数字と比較すれば若干見劣りする内容でもあり、雇用は改善が続いてはいるものの、そのペースは次第に鈍化している様子もうかがえる。 ただ、株式市場は楽観的だ。逆に冴えない数字が米追加経済対策への期待感に結びついている。議会が年末に期限が切れる失業手当の特別給付を延長しなければ、暗雲が立ち込めるとの指摘も出ていた。 民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は超党派が提示している9080億ドル規模の対策を支持。一方、共和党のマコネル米上院院内総務は5000億ドル規模の対策を提示し、トランプ大統領は合意できればどちらでも署名する意向を示唆している。12月11日で暫定予算が期限を迎えることもあり、それに向けて何らかの妥協点を見出すのではとの期待が広がっている模様。 きのうはファイザーが年内のワクチンの出荷目標を従来の1億回分から5000万回分に下方修正したことから終盤にかけて急速に伸び悩んだものの、来年については13億回分を供給できると自信を示していることもあり、市場のワクチンへの期待は依然として健全のようだ。 きょうはエネルギー株の上昇が相場をサポート。前日にOPECプラスが小幅に段階的な増産を決めたが、原油相場が46ドル台半ばまで一時上昇しており、エネルギー株をサポートしている。 そのほか、米国債市場でインフレ期待が高まっており、利回りが上昇していることから銀行株が堅調。IT・ハイテク株はまちまちなものの、ナスダックも上昇し最高値を更新している。 アルファベット(C) 1828.70(+1.93 +0.11%) フェイスブック 280.98(-0.87 -0.31%) ネットフリックス 498.66(+1.14 +0.23%) テスラ 591.73(-1.65 -0.28%) アマゾン 3170.37(-16.36 -0.51%) エヌビディア 540.93(+5.09 +0.95%) ツイッター 48.07(+0.28 +0.59%) ダウ採用銘柄 J&J 149.99(+0.99 +0.66%) P&G 136.35(-0.99 -0.72%) ダウ・インク 55.00(+1.40 +2.61%) ボーイング 234.46(-2.74 -1.16%) キャタピラー 180.46(+5.83 +3.34%) ハネウェル 210.99(+2.77 +1.33%) ビザ 210.74(+2.69 +1.29%) ナイキ 136.68(-0.01 0.00%) ウォルグリーン 42.56(-0.27 -0.63%) 3M 172.58(+0.75 +0.44%) セールスフォース 223.97(+3.00 +1.36%) シェブロン 92.64(+2.84 +3.16%) コカコーラ 53.14(+0.36 +0.68%) ディズニー 153.06(-0.18 -0.12%) マクドナルド 211.79(+0.28 +0.13%) ウォルマート 147.98(-1.32 -0.88%) ホームデポ 266.93(-1.21 -0.45%) JPモルガン 122.13(+0.89 +0.73%) トラベラーズ 135.25(+0.16 +0.12%) ゴールドマン 238.86(+3.39 +1.44%) アメックス 125.10(+1.98 +1.61%) ユナイテッドヘルス 349.64(+2.21 +0.63%) IBM 125.60(+1.99 +1.61%) アップル 122.55(-0.39 -0.32%) ベライゾン 61.53(-0.22 -0.35%) マイクロソフト 214.35(+0.11 +0.05%) インテル 52.26(+1.27 +2.49%) アムジェン 228.56(+2.00 +0.88%) メルク 81.45(0.00 0.00%) シスコシステムズ 44.41(+0.30 +0.67%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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