アジア株はまちまち ロビンフッター巡り今週も米株に振り回される展開か 中国PMIの影響は限定的 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 28565.08(+281.37 +0.99%) 中国上海総合指数 3487.37(+4.30 +0.12%) 台湾加権指数 15205.57(+67.26 +0.44%) 韓国総合株価指数 3018.89(+42.68 +1.43%) 豪ASX200指数 6623.60(+16.25 +0.25%) 週明けアジア株は総じて上昇も不安定な動きとなっている。先週末の米株下落を懸念して売られている一方で、値ごろ感による買い戻しの動きも見られる。1日のアジア時間でも米株価指数は時間外で乱高下しており、市場では警戒ムードが強まっている。 米証券アプリのロビンフッドの利用者「ロビンフッター」と呼ばれる個人投資家による売買への警戒感が高まっており、ダウ先物は一時320ドル近く下げた。その後は下げを急速に縮め、11時時点では60ドル安となっている。ロビンフッドは31日、株式・オプションの購入を制限する銘柄を50社から8社に大幅に縮小すると発表した。これを受け、個人投資家らによる売買が活発化する可能性があり、今週も米株式市場の混乱が予想される。また、株式だけでなく、ロビンフッターは銀も標的にしているとの声が聞かれ、商品相場でも不安定な動きが出る可能性がある。銀先物は一時8%高騰した。 豪州株は序盤に2カ月ぶり安値をつけたあと、買い戻されている。西オーストラリア州・州都パースなどできのうから5日間のロックダウンに入った。ホテルに滞在中の帰国者数人が英国型・南ア型の変異種に感染していたことが判明。従来のウイルスよりも感染力が強いとされており、同国での感染再拡大への警戒感が高まっている。 上海株は小幅上昇、週末に発表された中国PMIへの反応は限定的。1月31日(日)に発表された中国1月の製造業PMIは51.3と2カ月連続で低下し、5カ月ぶりの低水準となった。非製造業PMIも2カ月連続で低下、10カ月ぶりの低水準となった。新型コロナウイルス感染再拡大が影響し、製造業・非製造業ともに前月から低下したが、好不況の判断基準である50は上回った。また、きょう発表された財新製造業PMIも51.5と前回の53.0から低下、昨年6月以来の低水準となった。財新PMIを受け、上海株は一時上げ幅を縮小したが、その後すぐに買い戻されている。
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