東京株式(大引け)=609円高と大幅続伸、30年半ぶり2万9000円回復

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸。買い意欲が強く、日経平均株価は1990年8月以来、30年6カ月ぶりとなる2万9000円台を回復した。

 大引けの日経平均株価は前週末比609円31銭高の2万9388円50銭。東証1部の売買高概算は15億8595万株。売買代金概算は3兆3924億9000万円となった。値上がり銘柄数は1710と全体の約78%、値下がり銘柄数は429、変わらずは52銘柄だった。

 前週末5日の米株式市場では、NYダウが92ドル高と5日続伸。米追加経済対策の成立への期待が膨らんだ。これを受けた週明けの東京市場は、日経平均株価は52円高でスタートしたが、その後大口の買いが流入。600円を超す上昇となり、2万9000円台に乗せた。ハイテク株のほか、鉄鋼や海運、銀行、不動産など景気敏感株に買いが流入し、33業種中全業種が上昇する全面高となった。TOPIXは18年1月高値1911を突破し91年6月以来、29年8カ月ぶりの水準に上昇した。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>が高く、ファーストリテイリング<9983>やエムスリー<2413>が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった大手銀行株が高く、JR東日本<9020>やJR東海<9022>といった鉄道株、ANAホールディングス<9202>や日本郵船<9101>など空運・海運株、日本製鉄<5401>など鉄鋼株といった景気敏感株が上昇した。

 半面、ソニー<6758>が安く、村田製作所<6981>やルネサスエレクトロニクス<6723>、シャープ<6753>、イビデン<4062>、SCREENホールディングス<7735>などハイテク株の一角が安い。良品計画<7453>や豊田自動織機<6201>、武田薬品工業<4502>が下落し、ダイフク<6383>が売られた。

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