NY株式17日(NY時間12:36) ダウ平均 31512.47(-10.28 -0.03%) ナスダック 13883.26(-164.24 -1.17%) CME日経平均先物 30255(大証終比:-345 -1.14%) きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に反落。きょうはIT・ハイテク株中心に利益確定売りが強まっており、株式市場は戻り売りに押されている。朝方発表の1月の米小売売上高は予想を大きく上回る強い内容となるなど、特に悪材料が出たわけではないが、売りが優勢となっている。このところの上昇で買い疲れが出ているものと思われる。 米小売売上高については、前月比で5%超上昇。全業種に渡って増加が見られており、12月に実施した600ドルの直接給付が効いているとの指摘が多い。現在協議されている追加経済対策では1400ドルの直接給付が盛り込まれており、3月には実現しそうな気配もある。本日の米小売売上高の結果は、春以降のさらなる個人消費の盛り上がりを期待できる指標との認識も出ているようだ。 一方でインフレ期待も高まっており、米国債利回りも上昇が続いている。本日は低下しているものの、米10年債は一時1.33%まで上昇していた。長期金利の上昇は銀行株は別にして、株式市場にとってはネガティブ要因。きょうは午後にFOMC議事録の公表が予定されているが、FRBは慎重姿勢を強調しており、それを裏付ける内容になるとみられている。 市場からは、リフレ取引は回復を巡る楽観論にけん引されていることから、株式市場にとってはポジティブだが、長期金利の上げが速過ぎるとセンチメントは急速に悪化するとのコメントも聞かれた。 インフレ上昇については、バイデン政権の大規模な追加経済対策への期待が主因となっているが、あくまで潜在力を下回っている経済に刺激を加えるためのもので、支出は数年に渡って分散化される。よって、短期的にインフレが上昇する可能性はあるが、それ以上にFRBの金利据え置きが期待されるとの指摘も出ている。 IT・ハイテク株のほか、産業、銀行、エネルギー株も本日は軟調なものが目立つ。ナスダックは1%超の大幅安。 アルファベット(C) 2125.60(+3.70 +0.17%) フェイスブック 271.66(-2.31 -0.84%) ネットフリックス 546.07(-11.21 -2.01%) テスラ 777.39(-18.83 -2.36%) アマゾン 3310.57(+41.62 +1.27%) エヌビディア 597.53(-15.68 -2.56%) ツイッター 71.86(-2.10 -2.84%) ダウ採用銘柄 ユナイテッドヘルス 325.75(+1.13 +0.34%) メルク 75.72(+1.47 +1.96%) マクドナルド 213.10(-1.93 -0.90%) マイクロソフト 242.46(-0.68 -0.28%) ホームデポ 280.09(+4.70 +1.69%) ボーイング 215.62(-1.56 -0.74%) ベライゾン 56.62(+2.47 +4.56%) ビザ 207.52(-0.38 -0.18%) ハネウェル 201.91(-1.53 -0.75%) ナイキ 142.22(+0.51 +0.36%) トラベラーズ 148.60(+1.18 +0.81%) ディズニー 186.37(+0.02 +0.01%) ダウ・インク 58.31(-0.44 -0.76%) セールスフォース 247.72(-0.87 -0.36%) シスコシステムズ 46.16(-0.35 -0.74%) シェブロン 95.03(+1.90 +2.05%) コカ・コーラ 50.34(+0.07 +0.14%) ゴールドマン 310.23(-1.73 -0.56%) キャタピラー 200.97(-1.41 -0.71%) ウォルマート 145.67(+0.01 +0.01%) ウォルグリーン 49.42(+0.27 +0.53%) インテル 61.76(-0.71 -1.15%) アメックス 128.73(-1.95 -1.50%) アムジェン 234.57(+1.53 +0.65%) アップル 130.06(-3.13 -2.31%) P&G 128.90(+0.98 +0.77%) JPモルガン 144.14(-0.51 -0.36%) J&J 165.34(+0.27 +0.16%) IBM 119.80(-0.27 -0.22%) 3M 176.10(-0.53 -0.30%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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