東京株式(大引け)=506円高と大幅4日続伸、ハイテク株など買われる

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に4日続伸。前日の米株高が好感され、ハイテク株などを中心に買いが流入した。

 大引けの日経平均株価は前日比506円19銭高の2万9717円83銭。東証1部の売買高概算は15億8290万株。売買代金概算は3兆6235億7200万円となった。値上がり銘柄数は1243と全体の約56%、値下がり銘柄数は844、変わらずは108銘柄だった。

 前日の米株式市場では、1.9兆ドルの米追加経済対策が成立し景気拡大期待が膨らんだことが好感され、NYダウが118ドル高と最高値を更新した。米長期金利が落ち着いて推移したことを受けハイテク株が買われた。この流れを受けた東京市場も値を上げて推移。米株価指数先物が底堅く推移していることも安心感を呼んだ。半導体関連株などが上昇し、後場に入り一段と値を上げ、日経平均株価は500円を超す上昇となった。きょうは株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出日で商いは膨らんだ。

 個別株では、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>が高い。東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、SUMCO<3436>といった半導体関連や村田製作所<6981>やTDK<6762>、太陽誘電<6976>といった電子部品株が買われ、ハイテク株が全体相場を押し上げた。住友金属鉱山<5713>やサイバーエージェント<4751>が値を上げ、日本郵政<6178>との資本提携が報道された楽天<4755>が急伸した。

 半面、ファーストリテイリング<9983>やマネックスグループ<8698>、キヤノン<7751>が安く、三井不動産<8801>やSUBARU<7270>、コニカミノルタ<4902>が値を下げた。QDレーザ<6613>が売られた。

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