ドル円は108円台後半で膠着 全体に一服感も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はNY時間に入って108円台後半で膠着している。本日は米国債利回りが低下していることもあり、売り圧力も出ているようだが、上値への期待は根強く、108円台半ばの水準に接近すると押し目買いも活発に入るようだ。

 先週のFOMCも通過し、3月期末に向けたポジション調整も一段落してきているようで、市場全体に一服感が出ている。 目先のポイントとしては、下値は108.40/50円水準、上値は109円台前半の水準がメドとして意識される。

 先週末にFRBが、パンデミック対応で導入していた金融機関向けの補完的レバレッジ比率(SLR)の条件緩和措置を今月一杯で終了すると発表した。このニュースを受けて米国債利回りも上昇し、ドル円も買いが強まっていた。市場からは改めてこのFRBの措置はドルを押し上げるはずだとの声も聞かれる。この決定は銀行が大量の米国債を売却しなければならず、その場合、米国債利回りはさらに押し上げられる可能性があるという。

USD/JPY 108.76

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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