ドル円は上下動、米PCEデフレータの伸びは想定内=東京為替前場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 25日午前の東京外国為替市場で、ドル円は110円後半で小動き。110.82~110.98円付近で推移しており、値幅は狭い。実需の決済が集中する5・10日だったことから一時的に上振れしたが、上値は限定的。コロナの流行を乗り越え、米経済は正常化に向かっているが、冬場の再流行を警戒しなければならず、金融政策を拙速に変更できないことはドル円の重し。

 米国の早期金融引き締め観測がドル円の支えであることから、今晩の5月の米PCEデフレータに注目が向いているものの、同月の米消費者物価指数(CPI)から前年比の伸びが加速することは想定に入っており、あらためて米利回りやドル相場が反応することはなさそうだ。

 ユーロ円は132.45円付近、ポンド円は154.53円付近、豪ドル円は84.23円付近まで水準を切り上げた。対円・対ドルで、欧州通貨や資源国通貨水準をやや切り上げている。

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