週末控えてやや調整の動き、ドル円110円台後半=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、やや調整の動き。欧州株は買い先行も次第に上値が重くなっている。米株先物は東京時間からは上げ幅を縮小。週末を控えた調整ムードが漂っている。このあとのNY市場での米個人所得・支出やPCEデフレータの結果内容を確認したいとの待ちの姿勢もあるようだ。ドル円は東京市場で再び111円台の重さが確認されたあと、ロンドン序盤には安値を110.68レベルまで広げ、その後は揉み合いに。ユーロ円も132円台前半で上値重く推移。ユーロドルは1.1940-50レベルでの揉み合い。若干のドル売りの動きにとどまっている。ポンドドルは一時1.39台割れとなったが、すぐに下げ止まった。前日の英MPCを受けた下落後、安値水準で揉み合っている。株式市場が小安いこともあってポンド円は一時154円台割れと上値が重い。対ユーロでもポンドは軟調だ。英CBIが発表した小売業指数は改善を示したが反応薄。 ドル円は110円台後半での取引。東京市場で110.98レベルまで買われたあとは、111円台の重さが意識されて軟調に推移した。ロンドン序盤には安値を110.68レベルまで広げた。その後は下げ一服し、揉み合いとなっている。 ユーロドルは1.19台半ばでの取引。序盤に高値を1.1951レベルまで伸ばしたあとは、ほとんど1.1940-50レベルで揉み合っている。ユーロ円はドル円とともに132.17レベルまで下落したが、その後は132.30台へと下げ渋り。方向感に欠ける動きとなっている。対ポンドではユーロは堅調。 ポンドドルは1.39近辺での取引。前日の英MPC後に下落したことを受けて、安値圏での推移が続いている。ロンドン序盤には1.3896レベルまで下落したが、前日安値には届かず揉み合いに。ポンド円は154円台半ばが重くなり、ロンドン序盤に153.87レベルまで下押しされた。対ドルと同様に前日安値には届かず揉み合いに。ユーロポンドは0.8570近辺から0.8590近辺へとじり高の動き。英中銀が政策金利と資産買入枠を据え置き。特段、タカ派方向には傾斜しなかったことで、ポンド売り圧力が継続している。英CBIが発表した6月の小売業指数は改善を示したが反応薄だった。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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