ドル円は下値模索が続く ドル売りよりも円買いが圧迫=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうもドル円は下値模索が続いており、サポートとして意識されている110.50円割れを試す動きも見られている。この水準は今月に何度かサポートされている。下値にはストップも観測されているようだ。基本的にはドル売りよりも円買いの動きがドル円を圧迫。一部からは変異デルタ種が蔓延しており、それを警戒したリスク回避の動きも出ているとの指摘も聞かれる。

 ただ、111円台は上値が重くなっているが、いまのところ本格的に下値を攻める動きまでは強めていない。変異デルタ種は蔓延しているものの、ワクチン接種が進む中で、各国の経済は再開が本格化しており、以前のように再び都市封鎖が実施されると見ている向きはいないようだ。

 6月期末が接近しており、週末には米雇用統計の発表、そして、米国は独立記念日の3連休を控える中で、いまのところはロングポジションの調整が主体と思われる。

USD/JPY 110.48 EUR/JPY 131.54
GBP/JPY 152.92 AUD/JPY 83.05

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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