米循環株のブームはピークアウトを示唆との調査も

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式13日(NY時間10:32)
ダウ平均   34937.52(-58.66 -0.17%)
ナスダック   14779.48(+46.24 +0.31%)
CME日経平均先物 28670(大証終比:+20 +0.07%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安での推移が続いている。米大手銀の7月のグローバルファンドマネジャー調査によると、循環株のブームはピークアウトを示唆しているという。ブルームバーグが伝えた。調査によると、世界経済の回復が進むと予想する回答は47%と、ピークだった3月調査の91%から大きく低下した。世界のGDPと1株利益の見通しはマクロ的勢いが2020年7-9月以降で最も弱いことを示唆しているとういう。

 投資家は成長、企業利益、イールドカーブのスティープ化への強気を大きく後退させており、インフレとテーパータントラムを依然として最大のテールリスクとみているようだ。

 現金への配分は3.9%から4.1%に若干高まったが、株式と商品の大幅なロングは維持。IT・ハイテク株のロングは4月以降で初めて最も集中している取引に返り咲き、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資がそれに続いているという。銀行や資源株など循環株からのローテーションは非常に控えめで、公益株や生活必需品などのディフェンシブ株は完全に回避されていると伝えている。

 調査は7月2-8日に運用資産8050億ドルの270人を対象に実施。

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