【海外市場の注目ポイント】パウエル米FRB議長議会証言など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間15日午前1時からパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融サービス委員会で議会証言を行う。パウエル総裁は前月に「一時的な供給の制約が和らげば、物価上昇率は我々の長期的な目標に向けて下がっていくと見込まれる」と述べていた。前日に発表された6月の米消費者物価指数は、総合、コアとも、予想を上回る伸びとなったが、半導体不足による自動車減産からの中古車価格の大幅な上昇や経済再開に伴うレンタカー代・航空運賃の上昇の影響が大きく、パウエル総裁が今回の議会証言でも高インフレは持続しないとの見解を示すようなら、ドルが売られる可能性がある。
 
 また、日本時間午後9時半には6月の米生産者物価指数の発表、同15日午前3時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表も予定されている。6月の米生産者物価指数は、総合の大方の予想が前年比6.7%上昇、コアの大方の予想が同5.1%上昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の6.6%上昇、4.8%上昇から加速すると見込まれている。
 
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