大阪9月限 日経225先物 28540 -110 (-0.38%) TOPIX先物 1959.0 -5.0 (-0.25%) 日経225先物(9月限)は前日比110円安の2万8540円で取引を終了。寄り付きは2万8510円とシカゴ先物清算値(2万8550円)を下回って始まると、現物の寄り付き直後には2万8440円まで下落幅を広げた。前場半ばには一時2万8680円とプラスに転じる場面も見られたが、25日移動平均線(2万8740円辺り)が抵抗線として意識されて上値追いも限られ、概ね2万8580円~2万8630円辺りでの推移に。引けにかけてポジション調整の売りでレンジを割り込み、2万8540円で取引を終えた。 日経225先物は売り一巡後は、2万8500円を上回って底堅さが意識される格好だった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、ハト派寄りの発言を再確認する形での米国市場の反発も考えられるため、売りは仕掛けづらい状況か。また、東証1部の売買高は連日で10億株を下回る薄商いであり、騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めているものの、日中は概ね拮抗していた。日経225先物の売買高も減少傾向にあり、裁定や一部のヘッジファンド以外の動きは引き続き限られていると考えられる。 NT倍率は先物中心限月で14.56倍に低下しており、一時14.53倍まで下げる場面が見られた。ポジションを傾けづらいなか、NTショートでのスプレッドを取りに行く動きが意識されてくる可能性はありそうだ。NTは修正を交えつつも、トレンドとしては昨年9月末の14.10倍台辺りがテクニカル面ではターゲットになるか。 手口面では、日経225先物はクレディスイスが1000枚、野村が450枚、フィリップが450枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1610枚、ドイツが440枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はクレディスイスが790枚、バークレイズが620枚、三菱UFJが460枚程度の売り越しに対して、モルガンSが790枚、ドイツが600枚程度の買い越しだった。クレディスイス経由でショートの動きが見られている。 株探ニュース
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