大阪9月限 日経225先物 28020 -50 (-0.17%) TOPIX先物 1955.0 ±0.0 (±0.00%) 日経225先物(9月限)は前日比50円安の2万8020円で取引を終了。寄り付きは2万8180円とシカゴ先物清算値(2万8230円)にサヤ寄せする形で買い先行で始まると、一時2万8260円まで上昇幅を広げた。ただ、戻り待ちの売りで、その後は2万8100円まで上げ幅を縮め、概ねオプション権利行使価格の2万8125円と2万8250円での推移が続いた。ただし、後場寄り付き直後から利食いの動きが再度強まり、一時2万7980円と節目の2万8000円を下回る場面も見られた。 前場の時点ではオプション権利行使価格の2万8125円水準で底堅さが見られたものの、後場に入ると権利行使価格の2万8000円での取引が中心に。明日のオプションSQを前にSQに絡んだヘッジ売買などが入っていたとみられるが、後場はリバウンドをみせなかったことから、ヘッジ外しの動きもあったようだ。 また、引き続き東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>、アドバンテスト<6857>が日経平均株価の重荷となるなど、成長株から割安株などへのシフトが続く可能性もあり、日経225先物よりも相対的にTOPIX先物に買いが向かいやすい需給状況といえる。そのほか、外部要因ではハンセン指数の弱い値動きもやや神経質にさせたようである。 とはいえ、日経225先物は引けで2万8000円をキープしており、テクニカル面では5日、25日移動平均線を上回ったほか、短期ゴールデンクロスの示現により、2万8000円を固める動きが期待されよう。まずはオプションSQ通過後の需給変化に注目したい。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.33倍に低下しており、NTショートのスプレッド狙いの動きが再び強まってくるかも注目されよう。 手口面では、日経225先物はモルガンSが900枚、クレディスイスが670枚、野村が470枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1050枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はみずほが2750枚、ABNアムロが520枚程度の売り越しに対して、SBIが850枚、ドイツが620枚、モルガンSが550枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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