続伸、燃料価格の高騰でも米国の需要は旺盛=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=83.42(+0.98 +1.19%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.91~0.98ドル高、その他の限月は0.80~1.13ドル高。

 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が減少したことが買い手がかり。製油所の定期改修によって原油消費量は減少しているが、輸出がやや上向いたこともあって原油在庫は小幅に減少した。石油製品需要は日量2183万2000バレルと強く、価格上昇によって需要が圧迫されている兆候はみられず。製品需要の約半分を占めるガソリン消費は夏場の需要がピークアウトした後に再び上向いている。

 時間外取引で12月限は軟調。通常取引開始にかけて売りが続き、80.78ドルまで下落した。ただ、その後は流れが一転。プラス圏に浮上すると83.48ドルまで上昇し、2014年10月以来の高値を更新した。

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