ドルの鍵と見られるコアPCEデフレータ=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中で、ドル円は買い戻しが優勢となっており114円台を回復している。米決算発表が本格化している中で米株が最高値を更新していることもドル円をサポートしている。先週につけた直近高値が114.70円付近にあるが、目先の上値メドとして意識される。

 今週は28日木曜日に第3四半期の米GDP速報値、そして、金曜日に9月のPCEデフレータが発表される。一部からははドルの方向性を探るにはGDPよりもむし、コアPCEデフレータの方が重要になるとの声も聞かれる。

 PCEデフレータはFRBのインフレ参照指標だが、コア指数は、前年比3.7%が見込まれており、高水準を付けると見られている。それに伴う利上げ期待の高まりがドル高を後押しする可能性があるという。

 なお、GDP速報値については個人消費と純輸出の軟化により、前期比年率換算で2.7%と第2四半期の6.7%から大きく鈍化することが見込まれている。ただ、予想通りにGDPが鈍化したとしても、インフレが高ければ、資産購入ペース縮小の期待は損なわれないと指摘している。

USD/JPY 114.21 EUR/JPY 132.41
GBP/JPY 157.46 AUD/JPY 85.74

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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