米雇用統計発表を控えて、方向感に欠ける取引 ドル円115円台後半=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米雇用統計発表を控えて、方向感に欠ける取引 ドル円115円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、米雇用統計発表を控えて、方向感に欠ける取引となっている。ドル円は115円台後半で上値重く推移し、一時115.75近辺まで下げた。ユーロドルは1.13ちょうど付近から1.1320近辺までの上下動。ポンドドルは1.3530付近から1.3560付近での振幅。ユーロ円は131円挟み、ポンド円は156.80近辺から157円台乗せ水準での揉み合い。米10年債利回りは1.72%台で動意薄。米株先物は時間外取引で小高く、欧州株は高安まちまち。NY原油先物は80ドル付近に高止まり。ユーロ圏の経済指標が発表されており、独鉱工業生産や貿易収支、仏鉱工業生産は冴えない結果だった。供給制約が生産や貿易のブレーキとなっていた。ユーロ圏消費者物価速報は前年比+5.0%と一段と上昇。ただ、いずれにもユーロ相場は目立った反応は示さなかった。米雇用統計の結果に市場の関心が集まっているようだ。

 ドル円は115円台後半での取引。ロンドン序盤に115.95近辺から一時115.75近辺まで下押しされた。その後は、米雇用統計待ちで取引手控えムードが広がっている。米10年債利回りは1.72%台での推移が続いており、方向性に欠けている。米株先物は時間外取引で小高く推移。欧州株は前日終値付近で揉み合い。

 ユーロドルは1.13台前半での取引。ロンドン序盤に1.1319レベルまで上昇したあとは、1.1300手前水準まで反落。前日からのレンジ内での振幅にとどまっている。ユーロ円は131.11レベルまでじり高となったあとは、130.90近辺へと押し戻されている。対ポンドでは、ユーロ買いが先行したがすぐに動きは一服。ユーロ圏消費者物価速報は前年比+5.0%と一段と上昇したが、独仏鉱工業生産などは冴えない結果となり、いずれにも反応薄だった。

 ポンドドルは1.35台半ばでの取引。ロンドン序盤に1.3528レベルまで下押しされたあとは、1.3558レベルまで上昇と振幅。ポンド円は156.70台から157円台乗せ水準での揉み合い。ユーロポンドは0.8340台から0.8350台での小幅の上下動にとどまっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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