ポンド、今週のデータ次第ではFRB的な値動きを誘発する可能性も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうの為替市場はドル高が優勢となっており、ポンドドルは1.35ドルを一時割り込む場面も見られた。ただ、その後は下げ渋る動きも見せ、強いサポートとなっている100日線は維持されている格好。100日線は1.3505ドル付近に来ている。市場からは、ウクライナ情勢が更に緊迫化すれば、ポンドも下落の可能性はあるものの、英中銀の利上げ期待が下値をサポートし、ユーロほどの下げにはならないとの見方も出ている。

 今週は、明日の英雇用統計や水曜日の英消費者物価指数(CPI)など重要指標の発表が目白押しの週となる。それらが予想を上回る強い内容になるようであれば、市場は英中銀に対して、FRB並みの利上げ期待を織り込む可能性があるとの指摘も出ている。英10年債利回りは現在、1.57%程度で推移し、米10年債は2%を超えているが、それが接近もしくは追い越す可能性もあるという。

GBP/USD 1.3523 GBP/JPY 156.36 EUR/GBP 0.8361

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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