大阪3月限 日経225先物 26500 +570 (+2.19%) TOPIX先物 1880.0 +22.5 (+1.21%) 日経225先物(3月限)は、前日比570円高の2万6500円で取引を終了。寄り付きは2万6140円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6260円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。寄り付き直後につけた2万6120円を日中安値に、その後はリバウンドを強めると、前場半ばには2万6410円まで買われた。買い一巡後は2万6280円~2万6410円辺りでの保ち合いが続いたが、後場半ば辺りから上げ幅を広げており、2万6500円とこの日の高値で取引を終えた。 米国市場が売り一巡後に上昇に転じた流れを引き継ぎ、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引した。前場半ばにかけての上昇後はこう着感の強い値動きを見せていたものの、下値の堅さが意識されるなか、引けにかけてショートカバーに向かわせたようである。また、グローベックスの米株先物はマイナス圏で推移していたものの、下落幅を広げる動きにならなかったことも、短期筋にとってショートを仕掛けづらくさせた面がありそうだ。 日経平均型優位の値動きだったことで、NT倍率は先物中心限月で14.09倍となり、一時14.11倍まで上昇する場面が見られた。前日には13.94倍まで低下したこともあり、いったんはリバランスも入りやすかったと見られる。もっとも、短期的には25日移動平均線が位置する14.16倍辺りまでの上昇は想定されるものの、NT倍率は下向きのトレンドを形成しているため、リバウンド局面においてはNTショートのポジションを組成するタイミングになる可能性もある。 引き続きウクライナ情勢に関連した報道に振らされる可能性があるため、慎重姿勢は継続しやすいと考えられる。しばらくは短期的な売買を中心とした値幅取り狙いの動きが続きそうだ。 手口面では、日経225先物はABNアムロが2190枚、バークレイズが990枚、ドイツが780枚程度の売り越しに対して、野村が2390枚、三菱UFJが1380枚、JPモルガンが980枚程度の買い越しだった。ABNアムロの裁定買い(現物買い・先物売り)のトレードに対して、野村はレバETFの調整買いと見られる。TOPIX先物はシティが790枚、ABNアムロが770枚程度の売り越しに対して、大和が1260枚、野村が1010枚、クレディスイスが780枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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