NY株式1日(NY時間09:50) ダウ平均 34796.47(+118.12 +0.34%) ナスダック 14253.23(+32.71 +0.23%) CME日経平均先物 27890(大証終比:+230 +0.83%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反発して始まっている。取引開始前に発表された3月の米雇用統計は概ね予想範囲内といったところだが、失業率が3.6%まで低下するなど、力強い米労働市場を示しており、FRBの積極利上げを追認する内容ではあった。ただ、株式市場はいまのところネガティブな反応は示していない。 前日は引け間際に急速に売りが強まり、ダウ平均は550ドル安で引けた。1-3月期の相場を象徴するような締めくくりだったが、1-3月期は2020年以来の最悪の四半期となった。3月には買い戻しも入ったものの、ダウ平均は4.6%、S&P500は4.9%、ナスダックは9%以上下落した。 きょうから4-6月期の相場がスタートしたが、高インフレに伴うFRBの積極利上げ、エネルギー価格高騰をはじめとしたウクライナ情勢の影響といった株式市場の難題は何も解決されていない。 米国債市場では2-10年債の逆イールドが示現し始めており、景気後退のシグナルを発している。ただ、今のところ株式市場は看過している状況。逆イールドは景気後退がいつ起こるかを正確に予測するものではなく、歴史的には平均的に20カ月先とも言われている。先行きを占って価格を形成する株式市場でも、景気後退への不安まではまだ強まってはいないようだ。 しかし、今後、米経済が減速していくことは明らかであり、誰もがその事実を認識する必要はあるとの見解も聞かれる。財政支出や金融緩和の追い風が期待できない中、どこか別のポイントでの成長を模索する必要があり、きょうからの4-6月期は、より厳しい経済情勢を背景に取引に微妙な食い違いが出ることも考えられるという。 アップル<AAPL> 173.86(-0.75 -0.43%) マイクロソフト<MSFT> 308.76(+0.45 +0.15%) アマゾン<AMZN> 3256.19(-3.76 -0.12%) アルファベットC<GOOG> 2791.88(-1.11 -0.04%) テスラ<TSLA> 1073.45(-4.15 -0.39%) メタ・プラットフォームズ<FB> 225.26(+2.90 +1.30%) AMD<AMD> 108.51(-0.83 -0.76%) エヌビディア<NVDA> 268.61(-4.25 -1.56%) ツイッター<TWTR> 39.45(+0.76 +1.96%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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